こんにちは。高橋式決断タロットの高橋です。
今回は、タロットカードの大アルカナ22枚の意味を理解するために、まずは大きく大アルカナとはなんなのか、何を表しているのかをつかもう、という内容になります。
この記事を読んでいただければ、タロット初心者の方、独学を始めたばかりの方でも大アルカナが意味するところがざっくりとつかめ、タロット占いがしやすくなるはずです。
動画もありますので、テキストと動画、お好きな方でご覧くださいね☆
タロットカードの大アルカナとは
タロットカードの大アルカナは、絵でキーワードを表しています。
さまざまなモチーフが描かれていますが、これらの絵柄があらわす意味を複合してキーワードが作られているのです。
例えば、大アルカナ0番 愚者を見てみましょう。
キーワードは「自由」「冒険」「はじまり」などがあります。
これらのキーワードがどのように作られているかというと、
0番→ 「0」という何もないところからの始まり
服の緑と朝顔柄→ 若さを象徴する
崖っぷち→ 冒険に踏み出すイメージ
まさに連想ゲームのように言葉が紡がれていっていますね。
絵で描かれている良さ
タロットカードに言葉でなく絵でキーワードが表されていることって、すごく良いことだと思うんですね。
幅広くキーワードを想像することができる
絵を観察して考え付いたキーワードを各人が好きなように設定して良いっていうことです。
決まり切ったキーワードがあるならそもそもカードに「freedom」「adventure」「Beginning」とか書いとけばよくないですか?そうでなく、絵で表されているということは、タロットの使い手がその絵を元に自由にキーワードを設定してよいということだと思うのです。
例えばですね、愚者のカードを観察して、
胸を張ってのけぞった体勢から・・・
若さ特有の根拠のない自信にみなぎっている、
準備なくやり始めても何とかなるだろ精神
こんなことを感じたらそのままリーディングにガンガン採用していいんですよ。
連想ゲームのようにキーワードが広がる
そして、キーワードを連想ゲームのようにつなげるのも広がりが生まれます。
冒険→ 無謀 から転じて【後先考えない】
はじまり→ スタート地点 から転じて【まだうまくいくかいかないか不明】
こんな感じ。
ボキャブラリーが増えれば増えるほどリーディングに厚みが増しますので、ぜひ遊び感覚で連想ゲームを楽しんでみてください。
そして、解説書に書いてあっても違和感を感じたら採用しなくていいんです。
本やサイトによって書いてあるニュアンスが違って混乱することもあるかもしれませんが、採用するか否かは占い手が決めること。一般的なキーワードでもあなたの占いには採用しない、これ全然アリですよ。
他の占術に比べてタロット占いの自由度は高いです。
始めはいろいろなところの情報を参考にしながら、自分のピンときたキーワードを採用するのがいいと思います。
22枚のカードとキーワードをざっくり紹介
ここでは大アルカナ22枚のキーワードをざっくり紹介します。
高橋が割とメインに使っているキーワードを3つ。キラーキーワードですね。
あなたも自分の主軸となるキーワードを3つくらい決めておくと占いがしやすくなります。
0.愚者
- 自由
- 冒険
- はじまり
1.魔術師
- アクション
- 集中
- 創造
2.女教皇
- 受動的
- 直感
- 潜在意識
3.女帝
- 豊かさ
- 自然
- 成長
4.皇帝
- 父性
- 権力
- エネルギッシュ
5.教皇
- 教育
- ルール
- 保守的
6.恋人たち
- つながり
- 感覚
- 選択
7.戦車
- 勝利
- 自信
- スピード
8.力
- 受容
- 思いやり
- 長期戦
9.隠者
- 内省
- 孤独
- 精神性
10.運命の輪
- ターニングポイント
- 変化
- 人生の波
11.正義
- 公平さ
- 正しいこと
- 決断
12.吊るされた男
- 一時中止
- 逆転
- 適応能力
13.死
- 終結
- 変化
- 新たなスタート
14.節制
- バランス
- 調和
- 節度
15.悪魔
- 物質主義
- 見せかけ
- 現実逃避
16.塔
- 突然の変化
- 衝撃
- 解放
17.星
- 希望
- 感性
- リラックス
18.月
- 不安
- 混乱
- 想像力
19.太陽
- 生命力
- 輝く
- 自然体
20.審判
- 変容
- 浄化
- 気づき
21.世界
- 完成
- つながり
- 世界観
1枚ずつの説明は別の記事で行っていますので参考にしてみてください。
実際の占いでのキーワードの読み方
実際に占う時は、そのカードのキーワードがこの相談内容では具体的にどういうことを表しているのか?を想像し、リーディングをしていくことになります。
カードを見て連想ゲームのようにキーワードをつなげて物語(1つのメッセージ)を作っていくのが実際の占いの方法です。
例えば、愚者の「自由」「冒険」「はじまり」だったら、この相談内容での「自由」ってどういうことを指すのだろうな?と想像し、タロットのメッセージを読み解いていくということです。
ご相談内容やその方の考え方、出たカードによって無限のリーディングが生まれます。ここが個人的にはタロット占いの一番面白いところです!
タロットはイメージングカード
タロット占いは、カードを見た占い手のイメージを膨らませてご相談結果を生み出すイメージングカードだと思います。
タロットカードに答えが書いてあるわけではなく、タロット占いはご相談者と占い手とタロットカードのアンサンブル、三重奏みたいなものです。一つでも要素が変われば全く違う占いになりますから。
とにかく意味を覚えなきゃ!となる前に、大アルカナってなんなのか、タロットカードが何を表しているのかを知っておけば、いろんなことの吸収が良くなると思います。意味を覚えるのにつまづいたら、またこの記事に戻ってきてもらえたらうれしいです◎