こんにちは。高橋式決断タロットの高橋です。
今回は、タロットカード1枚ずつそれぞれを有名人に当てはめて、解説していきます。
TVを観たりネットの記事を読んだりしていると、この有名人からこのタロットカードのエネルギーを感じる、というのがよくあります。
カードを有名人に例えてご説明すれば、タロットカード初心者の方にもわかりやすいと思いますのでご紹介します。
動画もありますので、テキストと動画、お好きな方でご覧くださいね☆
愚者=岡本太郎のイメージ
私がタロットカード大アルカナ0番、愚者のカードのエネルギーを感じる有名人は、「岡本太郎さん」です。
岡本太郎さんの紹介
「芸術は爆発だ!」の名言でもお馴染みですね。日本を代表する画家であり芸術家です。
奇抜な配色の絵画、奇妙な形のオブジェは、誰もが一度は目にしたことがあるんじゃないでしょうか。
大阪万博の「太陽の塔」や、東京の渋谷駅に設置されている「明日への神話」なんかも有名です。渋谷駅で前を通るたびにダイナミックな絵だな~!と圧倒されています。
プライベートでは、漫画家のお父さん、お嬢様育ちのお母さんのもとに生まれ、両親はそれぞれが浮気をするような、ある意味崩壊した家庭の中で育ちました。
のちに岡本太郎の一生のパートナーとなる女性(岡本敏子)とは、結婚という形ではなく養女にするという、複雑な人生を送っています。
あの、誰もまねできない作品の数々は、彼の育った環境も大きく影響しているのでしょうね。
岡本太郎の人生が気になったらぜひググってみてください。
著作「自分の中に毒を持て」
岡本太郎こそ「愚者」のカードそのものの人たと思ったきっかけは、自分の中に毒を持てという彼のエッセイです。
彼のエネルギーそのものの本。岡本太郎が直に語りかけてくる本です。
中でも、特にココ!と思った部分をご紹介します。
人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積みへらすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、かえって人間は自在さを失ってしまう。過去の蓄積にこだわると、いつの間にか堆積物に埋もれて身動きができなくなる。
人生に挑み、ほんとうに生きるには、瞬間瞬間に新しく生まれかわって運命をひらくのだ。それには心身とも無一文、無条件でなければならない。捨てれば捨てるほど、いのちは分厚く、純粋にふくらんでくる。
今までの自分なんか、蹴トバシてやる。そのつもりで、ちょうどいい。
結果がまずくいこうがいくまいがかまわない。むしろ、まずくいった方が面白いんだと考えて、自分の運命を賭けていけば、いのちがパッとひらくじゃないか。
凡人が考える真逆を行きますよね。
この感性、行き詰った時にぜひ思い出したいです。
愚者のタロットカードって?
では、愚者のタロットカードを見てみましょう。
若い男の子っぽい人が崖っぷちから一歩足を踏み出そうとしています。服装はボロボロ、荷物は小さく身軽で、片手にバラなんか持っちゃってます。足元の犬が「崖が危ないよ、一歩踏み出したら落ちるよ」と危険を察知して止めているようにも見えます。
愚者の主なキーワード
- 自由奔放
- はじまり
- 自然にふるまう
- 冒険
- 心のままに挑戦する
行き過ぎると・・・
- 風変り
- エキセントリック過ぎる
- 非現実的
- 変人
- 常識外れ
どうでしょう?いい意味でも悪い意味でも、どれも岡本太郎さんっぽくないですか?
イメージでタロットカードを理解する
こういう感じで、タロットカードの大アルカナは「どういうイメージなのか」というのを心で感じると、理解しやすくなります。
ご自身でも愚者のカードをイメージする有名人を探してみてください。
そしてタロット占いで愚者が出てきた時にはその有名人を思い出してみると、きっとリーディングがしやすくなるはずです。
では次回、またお会いしましょう。