こんにちは。高橋式決断タロットの高橋です。
今回は、自分で占いを始めたタロット初心者の方がいちばん疑問を持つであろう「何度も同じテーマで占う」ことについてお話しします。賛否両論ありますが、私高橋の考え方をお伝えいたします。
タロット占いを自分で始めたばかりで、同じテーマで占うと全く別のカードが出てきたりするのでどう解釈したらいいかわからない人や、ネットで調べてみると同じテーマで何度も占っちゃダメと書かれていて、何でなの?と思っている方の参考になるはずです。
動画もありますので、テキストと動画、お好きな方でご覧くださいね☆
何度も占っていい時と悪い時
基本的に何度も占わない方がいいですが、占いスキルを上げるためのトレーニングでやる場合はOKです。
順番にご説明していきますね。
何度も占ってはいけない主な理由
オカルト的な側面
タロットのメッセージは神託(つまり神様からのメッセージ)なので、何度も占うことは1回目のメッセージを信用していないようになり失礼に当たるという考え方があります。
最初の占い以降の何度も行っている占いは精度が低くなって当たらなくなるという説もあり、なんとも恐ろしい感じです。
現実的な側面
私は現実的な側面から考えて、何度も占わない方がいいと考えています。
自分が判断に迷う
現実問題、何度も占うと全く違ったことを表すカードは出てしまいます。そうすると、結局どっちなの?!と自分の心が乱れるのは間違いないですよね。
解釈がしづらい
何度も占っても、前の占い出たカードと繋げてリーディングできれば問題ないかもしれないですが、枚数が増えれば触れるほど解釈が難しくなります。複数のカードを引いてどれもちゃんと読み解くというのは、実はとっても難易度が高いことなんです。
ものすごく疲れる
人にやってもらうにしても自分が占うにしても、同じテーマで占いを立て続けに行うことはものすごく疲れます。疲れれば疲れるほど、占いの精度は確かに下がる気がします。
問題解決にならない
エンターテイメント的な暇つぶしで占いをしている人以外は、「解決したい何か」があって占いをしていますよね。恋愛でも、仕事でも、人間関係でも。
でも、何度も占うことって、極論ですが「占いに悩みを解決してもらおう」としているように感じるからです。
これは私の実体験でもあります。
私自身、すごく昔、タロット占いを本格的に始める前、恋愛がうまくいかずにお金を払って占いを続けて何度もしていた時、占ってもらう目的が「自分でこの問題を解決する」のではなくて、心の底で「占ったことで棚ボタ的に偶然の幸運が来るといい」みたいに思っていることに気づいたんですね。ちょっとスピリチュアルっぽいというか。
そういう風な考え方だと、何度も何度も占いをしたくなります。こういう、占いにはまりすぎた状態を「占いジプシー」と呼んだりしますが、本当に時間もお金も無駄に大量消費してしまうので、注意してください。
何度も占っていいのはこんな時
ただ一つ、続けて同じテーマを何度も占ってもいいと思う時があります。
それは「タロット占いのトレーニング的に反復練習として繰り返す」場合です。私はプロとして対面占いを始める前、実際に行いました。
タロット占いでは素早くカードを展開して、カードの解釈のために意味を思い浮かべますよね。
実際に対面で誰かを占うときは、うーんうーん・・・と時間をかけて解釈を考えていられないんです。なので、カードを見た瞬間に言葉が出てくるようにするんですが、それって結構難しい。
自分一人で占っている時は言葉に出す必要は全くなくて、意味を頭で感じられれば十分なんです。
でも、人に対面で占ってあげる場合は言葉が命。言葉は、反射能力を鍛えないと出てこないんです。
その反射能力はスポーツみたいなもの。例えば自転車を乗れるようにするのと同じように、何度も何度も練習して、ちょっとずつ上達する必要があるんですね。
なので、何度も占っていい場合は、タロット占い上達のためのトレーニングの時。その時は、出たカードの整合性(前はこうだったけど全然違うカードが出た)を気にするのではなくて、あくまで自分のスキル向上のためにやるということです。
ちなみに私は短時間にものすごい勢いで同じテーマを何度もリーディングしました。同じテーマで違うカードが出たときの解釈は、すごく勉強になります。カードの解釈を上達させたい人には、実はこれは本当におすすめです。
なので、何度も占いたくなった場合、その理由が「悩んでるから」なのか「タロットスキルを上達させたいから」なのかで、対応を変えるといいというお話でした。