高橋りかのシニカルな占い論:第2回
こんにちは。タロットリーダーの高橋りかです。
「占い」っていうワードを聞いた時にまず脳裏に浮かぶのは・・・
結局占いって当たるの?ってことだと思います。
当たらないなら、せっかくお金払っても意味ないじゃん!
無料の占いも、参考にならないなら時間の無駄!
そう思うのも当然です。
当たる確率を数字で表現するのは難しいところですが、ものすごくよく当たると評判の占い師さんでも未来を当てる確率はよくて70%、普通の占い師だと50%程度と読んだことがあります。(詳しくは占いで願いは叶うをご覧ください。占いが当たらないことについて熱く語っています)
占い師である私も、普通の占い師が未来を当てる確率が50%だとしたら、占いをする意味ってあるのかな?とひどく疑問を感じていた時期がありました。
でも占いは楽しいし、私の人生に役に立っているし、それは事実だし!当たらないこともあるのにそう思うのはなんでだろう??という疑問を、長い間じわじわ感じています。
せっかくなので今の私なりに考える、当たる当たらないに関わらない占いの使い方というか、はっきり言うと当たらない占いの有効活用方法を考えてみました。
当たらない占いに価値はあるのか?役立つものになるのか?というシビアな問題に、真正面から向き合っています(大げさだけど)。
結局、当たる当たらないってあんまり関係ない
占いをしてもらった方が後日どうなったか。
大体パターンに分けるとこんな感じでしょうか。
1. 良いこと言われた×良いことあった
2. 良いこと言われた×良いことない(むしろ悪いことあった)
3. 悪いこと言われた×悪いことない(むしろ良いことあった)
4. 悪いこと言われた×悪いことあった
経験的に言うと、1と4はとても多いパターンです。
人は無意識に注目するものを自分で選んでいるので、占い師のようなちょっと説得力のある存在に言われると特に意識して、日常生活から「良いエッセンス」「悪いエッセンス」を自分で選び取って未来を創っているからです。
なに言われても「そんなの関係ねー!」と思える強い人は、あんまり占いはしないかな・・・。もし占いをしても、きちんと距離を保っているでしょう。
私個人は、割と人からのコメントに感情を揺さぶられるタイプなゆえに、悪いことばかりを言ってくる占い師さんは好きではありません。自分自身もそういう占い師には絶対ならないと決めています。
だって、当たる確率50%なのに、自信満々に人の未来を言い切れませんて!!
でも、悪いことでも(例え当たらなくても)ガツンとはっきり言われたいという方もいます。そういう人は、強い個性のカリスマタイプの占い師さんに観てもらうといいですよね。要は相性、好みの問題です。
ただ一つだけ言えることは、その人が「●●したい」「●●になりたい」「●●を解決したい」という願望を持っているとしたら、占い師が起こりそうな未来を見て、うまくいきそうとかいかなそう等の結果って、あんまりその人の幸せな未来とは直接的に関係ない気がします。良いこと言われたら悪い気はしないよね・・・背中押してもらってウキウキ!くらいのもので。
厳しく言おうが寄り添おうがどんなタイプの占いでも、その人の目線を少しでもずらして日常の中の「良いエッセンス」に目を向けられるようにするのが本当の占いではないかな~と思います。
当たらなくても、占いを有効活用する3箇条
占いは当たらないと心得よ
占いは、当たりません!当たるときもあるけど、当たらないことも多いです。
チャンスがないとかあるとか、あの人はどう思ってるとか、そういうの、あんまり気にしないでください。
「へ~!そうなんだ!」程度に思ってください。良いこと言われたらぜひ良い気分になっちゃってください。
悪いこと言われたら「じゃあどういう風にすればいいですか?」と占い師さんに相談してみてください。いい占い師さんは親身になってアドバイスをくれますし、良心的な人は具体的な対策を一緒に考えてくれますよ。
そうすれば、占いの結果が良かった悪かったに関係なく、望みの方向に進むことができます!
自分のタイプを見極めよ
上の方でも述べましたが、自分のタイプに合わない占い師さんに占いをしてもらうと、とっても嫌な気分になることがあります。
とにかく癒し系の占い師さんだと、優しい気持ちになった♡と喜ぶ人もいれば、なんか曖昧ではっきり言ってくれないからわかんない~!とモヤモヤする人もいます。
もしお金を払って占いをしてもらうなら、どんな占い師さんかを調べてからお願いすることをオススメします。
世の中には本当にいろんなタイプの占い師が存在します。占い師の私も把握できないくらいに。
サイトなどを見て「この人だったらいいな~」と思う占い師さんにお願いすると、当たる当たらないに関係なくガッカリ率が減ると思います!
思ってることを口に出してみよ
せっかく占い師という第三者に悩みや願望を相談するなら、思っていることをダラダラでも、ポツポツでも、口に出してみるといいと思います。
口に出すことで「あ~私、こんな風に思っているんだ」と改めて自覚することができるし、具体的なアドバイスをくれる占い師さんだったら、そのつぶやきを拾いながら話を深めてくれるはずです。
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ちなみに私は占いで未来を当てるのではなくて、その人のなりたい未来に近づく方法をみつけることを重視しています。良い結果が出た時はうれしいですが、難しい結果が出た時こそ本領発揮。どうやって進んだら望みが叶うかをタロットを使って一緒に考えるのが得意です。
当たらないことも多いよ、だけどタロットは確かにこう言ってるよ、だから、一緒に良い未来を創るために、いい方法を考えましょう!!
お客様にはこのような気持ちで接しています。
当たらないかもしれない占いでも、気持ちの持ち方ひとつで役立つ占いになります。楽しい占いライフをお過ごしくださいね。
第1回:
シニカルな私が占いなんてやってる理由
第3回:
占い師、占いの怪しさを語る
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