先日ネットサーフィンしていたら、犬山紙子さんのインタビュー記事をみつけました。
犬山紙子「男ウケ最悪の個性が結婚に繋がった」最高の友達が夫になったワケ
「負け美女」でおなじみの犬山さんが結婚し子供が生まれたことは知っていましたが、実際にお話しされているのを読むのは初めてで、新鮮でした。
やっぱりな。と思うこともありましたので、妙齢女性の皆さんにもシェアしたいと思います( `―´)ノ
自分らしさ丸出しの結婚をした犬山紙子さん
ご紹介した記事はとても面白いのでぜひ読んでいただきたいですが、特に私の心に引っかかったのは後半部分。
ちまたではアラサーはババアだの、35歳過ぎた独身が結婚できる確率はめっちゃ低いだの脅し文句が溢れてますよね。ただこういった情報、例えば結婚できる確率なんかは「そもそも結婚したくない人」や「日本で結婚が認められていない同性愛者」の数なんかは考慮されていない。適当な数字だと思うんです。でも、センセーショナルに見せるべく低い数字を突きつけてくる。ページビューを稼ぐためだけのあおり記事も散見します。
確かにそうですよね。「本当に」結婚したい人(したいしたいと言いつつも心のどこかで結婚を拒否している人も除く)だけをカウントしたら、数は絶対変わってくると思います。
「女性は若いうちでないと結婚できなくなる」と脅されすぎじゃありませんか?
そんな情報を日々浴びていれば、そりゃあ焦るし変な動きもしちゃいますよ。しかも日本人は真面目な人が多いですし。でも、ネット上の過激な意見や、クソバイスしてくる男たちの意見ってそこまで真に受けなくていいと思うんです。確かに日本は若い女性のほうがモテる社会ではあります。でも、結婚したい=モテなくてはいけないではない。自分が好きな人にだけ響けばそれでいいのですから。それってモテテクを磨く作業とは絶対違うものです。モテテクって見れば見るほど個性を殺すことを求められていて、でもそんなんでモテても長く良い関係は続かないよねっていう。
むしろ個性が一番大切だと思います。非モテとされる個性でも。それはフックとなって「そういうところが好き!」というニッチな人に届けば、薄くなんとなく男ウケする女の子よりも気の合う相手と濃く長くやっていける。私も自己主張が激しいだなんて男ウケ最悪の個性を持っていますが、そこがフックになって夫と出会ったしコミュニケーションもとることになりましたから。
ほんとにそう。
モテテクって実践すればするほど没個性になっていく。
ずっともやっとしていたものが、この記事を読んではっきり分かった気がします。
モテテクの違和感の理由を、敢えて口にしてみる
パートナーがほしい♡→ なかなかみつからない(:_;)→ モテテクでも挑戦してみよう!
一般的にこんな流れになりがちだと思うのです。
私も出会いがほしい、片思いで悩んでいる等恋愛関係のご相談をお受けした時、いわゆる駆け引きだとかモテテクだとかを提案することもできるのですが(その方が手っ取り早いしお手軽です)、ものすごい抵抗感がありました (*_*;
その理由、せっかくなのでこの機会に見つめ直してみたいと思います。
ナチュラルな自分を殺す感じがする
モテテクってある意味わかりやすいです。だから真似するのも簡単。
でも、もしモテテクでの振る舞いと普段の自分がかけ離れている場合は、実行するのは本当の自分を殺す気持ちになります。激しい自己否定ですよね。
なんで自分を殺してまでこんなことしなきゃならないんだろう…。こんな風に辛くなる女性が婚活疲労外来に駆け込んだりしていたんですね。
モテテクにセンスを感じない
男ウケしそうな外見、態度、会話など、情報としては百も承知です。
でも、やりたくない。
なぜならダサく感じるから。
男ウケしそうなものが好きな女性もいる反面、こういう女性にはなりたくないなーと感じる人も中には存在するのです。
モテテクになびく男性を見たくない
モテテクにセンスを感じない女性からしてみたら、テクニックを駆使した女性にまんまと引っかかった(ように見える)男性の姿は物悲しいものがあります。
そんな姿は見たくないし、ましてや好意を持つことなど、ほぼないと言えましょう。
モテテクを行う効用
そもそも、モテテクをするとどうしてモテるようになるんでしょうか。
やっぱり、「女」として男性に働きかけ、惹きつけるためです。
異性としての魅力で好意を抱くのって、じっくり相手を知ってから好きになるというよりも、フェロモンに惹きつけられて好きになってしまうという感じです。
それが一番手っ取り早く、素早く、異性を手に入れられる方法ですもんね。
反対に、「個性」って性別を超越しています。
女性らしい個性という表現もありますが、一般的に言う「個性的な女」って、女性らしいとは反対の意味で使われることが多いと思います。(あまりいい意味で使われないことが多い気がする)
なので、「女」としての働きかけが重要なモテに「個性」は不要なのでしょう。
モテテクに抵抗がないなら全く問題ありません。
進んで取り入れて、どんどん自分を磨いていくのがいいと思います。
問題は私のようにモテテクに疑問があり、抵抗感があった時。
犬山さんや一部の人は「モテテクなんて関係ない。個性が大事!」と言っていますが、これを一般論として自信を持って相談者様に語っていいものなのか…。
迷っていた時、男性側の意見も見つけることができました。
「女」と「男」のありかた・男性の視点
以下、35歳 結婚はしたいけどオトコが苦手…どうすれば?という記事からの引用です。
男性からの視線の他に、乃梨子さんが担う「役割」の違いも考えられます。例えば友人関係というフレームでは乃梨子さんは「乃梨子さん」としてふるまっていればよかったのが、恋愛関係というフレームの中では往々にして「女」としての役割(女らしさ)を期待されるわけです。この役割を担わされることに対して、乃梨子さんは違和感や嫌悪感を持っているのかもしれません(あるいは、相手の男性が恋愛関係に入った途端に「男」としての役割を担うようにふるまう、その態度に拒否感を持つという可能性もあります)。
相談者の乃梨子さんは、モテテクに代表されるような「女」としての魅力をむき出しにふるまうのに抵抗があるんですね。
視線にしても役割にしても、恋愛関係のフレームでは、乃梨子さんは「女」として、相手の男性は「男」として存在するというそのあり方が、根本の問題となっています。恋愛関係とはそういうものだ……と言ってしまえばそれまでなのですが、乃梨子さんの嫌悪感をどうにかするためには、この根本をどうにかしなければ先に進めないのではないかと思います。
(中略)
我々が相談文から読み取った乃梨子さんの「嫌いなもの」は、前のページで述べた通り、恋愛的な「女」と「男」というあり方です。なので乃梨子さんには、「女」と「男」というあり方を通らずに結婚に向かって動くことをオススメします。つまるところ、乃梨子さんが乃梨子さんとしていられるような関係性を築いていければよいわけです。
(中略)
ここまで語ってきた恋愛的なフレームの中の「女」と「男」とは、文化的につくられた性別にほかなりません。だとしたら、乃梨子さんが新たに築き上げる「私」と「あなた」という小さな社会の中で、その二人なりの文化をつくっていくことを目指せば、必然的にオーダーメイドの「女」と「男」のあり方が見つかるはずです。
「オーダーメイドの「女」と「男」のあり方」という考え方、とても素敵だと思います。
相手との関係にどの程度の恋愛要素を求めるかというのは、人によって全然違いますからね。
なんにせよ、無理や頑張りは長くは続きません。
あなたの個性を愛してくれるパートナーと、オーダーメイドの恋愛を作って幸せになりましょう☆
これからは自信を持って言えます。
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