引き寄せの法則をテンション低めに使いこなそう☆

“願い事を叶えたい”―――
そう思う人は、ザ・シークレットに代表されるような「引き寄せの法則」に出会い、実践したことがある人が多いでしょう。

「引き寄せの法則」は簡単に言うと、欲しいものを手に入れたイメージ(手にした瞬間の気持ち、周りの様子、手にした後の生活など)し、かつそのイメージし続けることができれば、欲しいものを手に入れることができるという法則です。

多くの著名人、歴史的な人物も「引き寄せの法則」を使って成長してきたと言われており、簡単に実践できることから一時期大変な人気を集めました。

私もこの法則と出会ってから、様々な願いを叶えようとしてきました。
上手くいった願いも、叶わなかった願いも、いっぱいあります。
こうしていろんな経験をして、上手くいく時と上手くいかない時の違いや、引き寄せを日々実践するためのコツが見えてきています。

あくまで私なりの意見なのですが、「引き寄せの法則」を実践しているけれど上手くいかない方へ、何かの気づきになってくれたらうれしいです(*^^*)

目次

ワクワクし続けることの難しさ

引き寄せの法則で一番大事なことは、「ワクワクすること」と言っても過言ではありません。

願いが叶った自分を想像し、ワクワクし、叶うことを信じ続ける。
言葉で書くと簡単そうに見えますが、実際やってみると結構難しいです。

夢に向かって着実に進んでいて、気持ちがのっている時ならいいです。
でも、現状が最悪で、引き寄せで起死回生の一発を狙っている場合なんかだと、現状と願望の長すぎる距離感にはめまいがしてしまいます。

現状の辛さは一旦置いておいて、願いが叶った自分を想像しワクワクすることができても、現実に直面したり(周りからの言葉や態度など)、状況が悪くなってしまったりした場合。
とてもワクワクし続けられる心境ではありません(*_*;

「どんなことがあっても願いは取り下げない」とも良く言われる言葉ですが、そうは言っても人間だもの。そんなにうまくはいきません。
へこんだり、がっかりしたり、自分を守るために(これ以上がっかりしないため)諦めようとしたりします。

テンションの高さは諸刃の剣

誤解を恐れずに言うならば、ワクワクしている状態というのは一種の躁状態だと思うのです。
ものすごい高揚感とエネルギー。ほとばしる無双感。
「ワクワク」が確かに実現へのパワーがあることは想像できます。

でも、テンションって高いまま維持はキツいです。
特に私みたいに「場の空気読みすぎ」「気が弱い」人間の場合は、穏やかな状態が一番心地いいので、ワクワク☆☆のテンションを四六時中、願いが叶うまで続けているというのはどうにもこうにもキツい。

また、このテンションで邁進していると、何か問題があって上手く行かなくなった時のがっくり感が半端ないです。
以前の気持ちをキープするのが難しくて、もういいや!と途中で願いを諦めて投げ出してしまことも。
投資ではないですけど、ハイリスク・ハイリターンなやり方と言えましょう。

結論:日々淡々と。

引き寄せを実践してきて、私が細く長く続けられている考え方をご紹介します。

とは言っても、普段からテンションが高くて明るくてマイペースな人には特に必要ないものです。
そういう方は無意識に引き寄せを実践されている、引き寄せマスターの場合が多いですから。

引き寄せ本をたくさん読んでも、いろんなメソッドを試してもうまくいかないという方。
「日々淡々と」を意識しましょう。

淡々:
1 色・味・感じなどが、あっさりしているさま。淡泊なさま。「―たる色調」
2 態度・動作などが、あっさりしてこだわりがないさま。「心境を―と語る」
3 水が静かに揺れ動くさま。「―として水が流れる」

(大辞泉より)

「淡々とした人」なんていうと、何となくネガティブなイメージが出てきます。
でも、淡々とすることってとっても大事なんですよね。
あっさりとしてこだわりがないというのは、いい意味です。

というのも、目の前の願望にとらわれて一喜一憂しすぎると、本当に大事な、一番大きな願いを叶えるのが難しくなるからです。

例えば、別れた彼氏と復縁したいというお悩み。
これは占い業界ではとても多いご相談なのですが。

失った恋を取り戻したいという気持ちの激しさは、とてもよく理解できます。(詳しくは恋愛するのが怖くなる、「中毒性」とはに書いてあります)
何とかして以前の心の平穏を取り戻そうと、脳が危険信号を発し続ける感じですよね。

もちろん彼と復縁する、それを望むのはいいと思います。
でもそこで忘れてはいけないのが、「あなたは将来どうなっていたいですか?」ということ。
相手がだれかは関係なく、将来どういう自分でいたいか、というところを想像してみてください。

どういうパートナーシップを築きたいか。どういう生活がしたいか。どういう感情を抱きたいか。何を大切にしたいか。

そこをしっかり確認して、その長期目標を胸に抱き、「自分はそういう生活をしてみせる。きっとうまくいく☆」という根拠のない自信を持ちましょう。
目の前のことだとうまく想像できなくても、先の未来だとゆる~くワクワクしていろんなことをイメージできると思います。

今ある細かいことよりも将来、ずっと先についてワクワクしましょう。
そして日々、淡々と生活しましょう。

少し話がそれますが、先日横綱になった稀勢の里がインタビューで言っています。
「良かったことも悪かったことも、今日で終わり。明日はまた新たな一番」
悪かった相撲だけでなく、良かった相撲も今日で終わりと切り替えるらしいんですね。
良かった相撲でも、良かったから・・・とそれに引っ張られてしまわないように、とのことです。

これを聞いた時、なるほどなあと感心してしまいました。
稀勢の里は「淡々と」の代名詞のような人ですが、元々は喜怒哀楽のはっきりした子供だったようです。
それが長い修業の中で、ぶれないメンタルを持つために考え方を変えたわけですね。
すごい感銘を受けました(*´ω`)

日々淡々と。願いに対しては柔軟に、臨機応変に。
長期目標はしっかりと思い描く。
これが、今のところ私の理想とする「引き寄せの法則」を機能させるメンタルのコツです。

その方の性格やタイプによって違いがあると思いますので、一つの参考にしてみてください。
少しでもあなたの願いの実現に近づきますように☆

高橋りか
タロットリーダー
タロットの魅力に取りつかれ30年以上/プロになって13年目。

2017~2019年、東京・下北沢で「本と雑貨とタロットのお店 Tbooks下北沢」を運営。
占いの専門書やカードの販売、個人セッションを行っていました。

現在は「高橋式決断タロット」を提唱し、オンラインでの個人セッション等で活動中。

YouTubeでは、初心者の方向けに「Oからわかるタロット講座」を配信しています。
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